固液分離装置 水精 / 凝集剤 エレクサイトProducts for Environmental
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固液分離装置 水精/凝集剤 エレクサイト

水精の開発目的

  • 1.汚染水を真水にすること

    水精の開発目的は「汚水中に存在する下記①~③の物質を2~4分で水中で固液分離させて、 汚染水を日本の環境基準値以下の清澄水にし、 資源として再利用する」迄の作業を18~22分で終了させることを開発の目的としました。

  • 2.抽出物を資源化すること

    汚水中に存在する下記①~③の物質を固液分離し、抽出した個体をエネルギー資源として再生する事が目的です。 抽出有機物は肥料や、飼料や燃料に。無機物は再生資源にします。

  • 3.安全性を確保すること

    水精とエレクサイトを使用した場合、人体や環境や動物やバクテリアに一切害を及ぼさない安全性が目的です。 反応速度が速いと被爆時間が小さくなり、人体安全性は反応速度に反比例して大きくなります。

  • 4.水処理コストを下げること

    応速度が速いと、汚水処理施設が小さくなり、ランニングコストは反応速度に比例して小さくなります。 水中で汚染物の固液分離が20秒で始まり3分程度で終了する超高速の反応速度を出すことが目的です。

  • 5.汚染水とは

    • 1放射能汚染水、汚染土壌、汚染空気
    • 2家畜糞尿汚染水
    • 3魚市場洗浄水
    • 4工場排水
    • 5食品工場排水
    • 6野菜屑排水

    を指します。

3つの型式と仕様

水精にはSA、WS、WPの3つの型式があります

  • 1.単純汚染用水精・SA型(除染する汚染物質が1~2種類の場合)
  • 2.複合汚染用水精・WS型(除染する汚染物質が3種類以上の場合)
  • 3.特殊汚染用水精・WP型(放射性物質・ダイオキシン抽出・PCB・水銀・特管物)
  • 複合汚染用水精
    一般的な汚染物を水中から分離抽出する機械
  • 特殊汚染用水精
    特殊汚染物を水中から分離抽出する機械

水精の型式のまとめ

水精には①~③の型式と、1・スカム浮上式と2・スラッジ沈殿式があります。
さらに、工場用のA・固定型と湖沼や土壌汚染で使用するB・車載型に分かれます。

水精の処理能力による分類
  • 車載型は40m3~300m3の7タイプ(40・80・120・160・200・250・300/24時間)
  • 固定型は100m3~300m3の7タイプ(100・125・150・175・200・250・300/24時間)
  • 特殊型は400m3~1700m3の7タイプ(400・600・800・1000・1200・1500・1700/24時間)
<固定型と車載型の水精>
  • ①単純汚染用水精・記号例 SA1A120(固定型で抽出汚染物を浮上させる120m3/24h)

    ①単純汚染用水精・記号例 SA2B120(車載型で抽出汚染物を沈殿させる120m3/24h)

  • ②複合汚染用水精・記号例 WS1A150(固定型で抽出汚染物を浮上させる150m3/24h)

    ②複合汚染用水精・記号例 WS2B150(車載型で抽出汚染物を沈殿させる150m3/24h)

  • ③特殊汚染用水精・記号例 WP1A200(固定型で抽出汚染物を浮上させる200m3/24h)

    ③特殊汚染用水精・記号例 WP2B200(車載型で抽出汚染物を沈殿させる200m3/24h)

車載型水精

水精には車載型もございます。
車載型は,
①水精本体、②発電機、③汚染水汲取ポンプ、④スカム洗浄機、⑤スカム脱水機、⑥スカム保管箱
が標準装備です。
汚染水に無接触で接触被爆の危険性無し、作業員の安全を確保の配慮がなされています。安心して使用できます。

放射性汚染物を扱う時の水精の特徴

  • 1.車載型が中心で、時間当たり1.5m3~22.5m3迄の処理が可能
  • 2.汚水~清澄水迄18~22分の超高速で処理が完了します。一般の凝集剤の固液分離はバッチ式で処理速度は40~90分です。
  • 3.短時間で処理が終わるとランニングコストが低下します。処理速度が速いと小さな設備で大処理ができます。
  • 4.短時間処理の単純比較では、設備コストとランニングコストが「10分の1」で済むという事です。実際は5分の1程度です。
  • 5.短時間で処理が終わる事は、放射性物質を扱う時は短時間処理終了が人体の安全確保になり、水精での処理が必須になります。
  • 6.検体投入~固液分離~清澄水放流~抽出汚染物処分迄、全自動型にできます。作業員の安全性確保ができます。
  • 7.水精とエレクサイトは人体と環境に負荷のかからない安全設計ですので、安心して使用できます。
  • 8.回転数500回転以上の高速撹拌槽を複数揃えて汚染水処理をするため、小型で大容量の汚染水処理方式が可能な連続式です。

水精の使用例

放射能除染現場

  • 放射性汚染物を扱う時の水精の特徴水精での55万bqの除染実験中の現場
  • 分離作業中の水精内部
  • 山砂除染実験後のサンプル
  • 左55万bqの原水
    中55万bqのスカム
    右25bqに除染した処理水

原子力バックエンド推進センターと共同実験による放射能測定データ

ワイレックス・ウォーター(株)殿 追加試料測定結果(単位:Bq/kg)原子力研究所
試料名 137Cs  134Cs  測定日
牧場土壌原水 301.68 200.42 3月2日
牧場土壌シルト 325872.8 227898.1 3月2日
牧場土壌処理水 検出限界値以下(<24.95) 検出限界値以下(<26.47) 3月2日
測定結果は以下のとおりです。
試料採取量:100ml(シルトは100mlポリ瓶に回収)/測定時間:1時間

表内の( )内の値は検出限界値です。

▼放射能測定データの評価
  • 1.今回の測定でCs137については、土壌原水の濃度は、明確に除染されていることが明示された。
    Cs134も同じ傾向を示した。土壌原水と土壌シルトは、1080および1137の見かけの除染係数を示している。
  • 2.なお 土壌処理水(清浄水)の放射能測定データは検出限界以下のレベルであった。
  • 3.汚染原水が、検出限界レベルで放射性セシウムが薄い濃度であっても、実験で「エレクトサイト:凝集沈殿剤」の性能は発揮されたことを確認した。

家畜糞尿資源化現場

  • 栃木県 牛舎
  • 福島県 豚舎

水精とエレクサイトが活躍した現場の実験分析試験成績1

廃液・排水の種類 分析試験項目 浄化処理前の数値(mg/L) 処理後の数値(mg/L) 検査機関
養豚場し尿
有機物処理
(千葉県)
全窒素 580 71 日本食品分析センター
全リン 140 3.1
BOD 810 7
浮遊物質量(SS) 3,900 30
廃液・排水の種類 分析試験項目 浄化処理前の数値(mg/L) 処理後の数値(mg/L) 検査機関
鶏卵洗浄廃液
有機物処理
(埼玉県)
BOD 115 17.3 日本食品分析センター
COD 84.4 21.1
SS 101 10未満
全窒素 13 12
全リン 2.4 0.2未満
廃液・排水の種類 分析試験項目 浄化処理前の数値(mg/L) 処理後の数値(mg/L) 検査機関
魚開き洗浄廃液
有機物処理
(静岡県)
BOD 1,550 210 内藤環境管理
COD 422 69.1
SS 783 47

魚工場排水資源化現場

  • 静岡県・干物工場
    静岡県・干物工場
  • 北海道・ホタテ煮汁
    北海道・ホタテ煮汁
  • ホタテ煮汁・水精処理
    ホタテ煮汁・水精処理
  • 埼玉県・炊飯工場
    埼玉県・炊飯工場
  • 静岡県・マグロ缶詰工場
    静岡県・マグロ缶詰工場
  • マグロ血液・水精処理
    マグロ血液・水精処理

水精とエレクサイトが活躍した現場の実験分析試験成績2

廃液・排水の種類 分析試験項目 浄化処理前の数値(mg/L) 処理後の数値(mg/L) 検査機関
牛乳運搬車
洗浄廃液
有機物処理
(埼玉県)
BOD 2160 55.5 環境検査研究協会 環境検査研究協会
COD 751 57.9
SS 866 10未満
廃液・排水の種類 分析試験項目 浄化処理前の数値(mg/L) 処理後の数値(mg/L) 検査機関
厨房排水
有機物処理
(広島県)
SS 230 5 環境省・広島県報告書
(1ヶ月間の実証試験平均値) 環境省・広島県報告書 (1ヶ月間の実証試験平均値)
BOD 300 84
COD 150 82
全窒素 3.7 3.4
全リン 4.5 0.06
ノルマルヘキサン抽出物質 42 0.7
PH水素イオン濃度 6.4 6.7
廃液・排水の種類 分析試験項目 浄化処理前の数値(mg/L) 処理後の数値(mg/L) 検査機関
河川・環境省
(鶴見川)
BOD 2160 85.5 環境省・河川環境管理財団
(1年間の実証試験平均値)
COD 751 67.9

水精+エレクサイトの優位性

水精+エレクサイトの水処理プラントの建設費は、従来型の60%以下で済みます

  市販の凝集剤と浄化プラント 水精とエレクサイトの場合
内容 工程数 特徴 工程数 特徴
電荷調整 1 重金属の電荷を一定にPH調整   電荷調整の必要なし
調整設備   前処理槽・PH調整機・撹拌機   調整設備不要
処理速度 2 バッチ式が多く処理速度遅い 1 連続式で処理速度高い
原水変更   原水をそのまま処理する   原水の水分子を高速振動させる
凝集剤   水中フロックが弱く崩れやすい   水中フロックは固く崩れにくい
撹拌方法   時間をかけてゆっくり水を撹拌   高速撹拌のため水の回転速い
撹拌時間   20~30分の撹拌が必要   1~3分で水中溶解物質を析出できる
沈殿槽 3 大きな沈殿槽が必要 2 小さな沈殿槽で良い
中和処理 4 電荷水をPH調整して中性に   電荷調整のPH調整必要なし
中和設備   中和の為の後処理槽・攪拌機   調整設備不要
スカム   密なスカムで脱水性悪い   間隙のあるスカムで脱水性良好
脱水乾燥 5 脱水乾燥コストが必要   脱水乾燥コストは原則不要
50m3/d 工数5   工数2  

凝集剤エレクサイト

エレクサイトとは

安全性が確認されている汚染物を除去する鉱物粉剤

エレクサイトは、水精に投入して複合汚染や放射能性物質汚染水から汚染物を除去する鉱物粉剤です。(東京都創造法認定商品)

エレクサイトは、1998年に中小企業創造法で東京都に認定されて以降、国や地方自治体の主催する川や沼の公開水質浄化実験を通じて、また環境省の主催する有機性排水浄化実験を通じてその効果が公的に実証されるとともに安全性も確認されていますので、安心して使用いただけます。

エレクサイトの凝集理論

商品名エレクサイトの凝集効果は以下の3つの相乗効果によるものです

  • 1電気的なイオン結合
  • 2錯塩を作りだす効果
  • 3対象物質を包みこむ効果
凝集理論の違いについて
アメリカやドイツの理論(重金属の電荷による加水分解機能)
世界各国と日本の高分子凝集剤の凝集理論は、アルミニウムや鉄やMgと言った重金属の電荷による加水分解機能を利用したアメリカやドイツの理論をもとに作られています。商品名パック・硫酸バンド等
日本独自の理論(鉱物の電荷による加水分解機能)
アルミの加水分解生成物に代わり、鉱物の持つ電荷によって加水分解反応を起こさせる理論(船山、伴理論) さらに水酸基で汚染物を取込むという日本独自の凝集理論があります。
エレクサイトは、この理論を基本として設計 されています。重金属に代わって鉱物粉末を使用しますので、抽出物を土中に埋設しても環境被害は許容範囲内で済みます。但し、電荷を引き起こす時のトリガーとして船山理論も、重金属を少量使用する場合があります。

エレクサイトの特徴

  • 1. 複合物質の組み合わせであること

    アメリカドイツ型の単一物質の組成の凝集理論と異なる日本独自の複合鉱物粉末の相互作用という。
  • 2.触媒機能をもつこと

    この機能を持つと重金属析出量が大きくなります。
  • 3.凝集反応速度が高いこと

    上記①、②の組成が酸化触媒として働くと、凝集反応が20~40秒で終了する速度を持ちます。
  • 4.人体への安全性が高いこと

    被爆=放射能量×時間ですので、凝集反応速度が短いと人体は安全性が高くなります。
  • 5.中性物質の補捉機能があること

    水中の水酸基を利用して中性物質を包み込んで凝集させます。
  • 6.水の中性化機能をもっていること

    酸側に0.6、アルカリ側に0.6の中性化ができます。
  • 7.環境負荷が少なく安全性が高い

    凝集剤組成が天然の鉱物主体ですので土に戻しても環境負荷が非常に小さい特徴を持ちます。
  • 8.発生スラッジの脱水性能が高い

    アメリカドイツ型の単一物質の組成の凝集物は高密度で脱水性能が悪く、高価な脱水機を使います。

重汚染洗浄用 ABREXシャワー

体に付着した重汚染物質対策

  • 人体表面に付着した放射能等の重汚染物対策は?

    重汚染水を体に浴びた。重汚染水の蒸気の中で作業した。重汚染水の気体の漂う中で作業をした。この場合、洗浄に洗剤使用のシャワーリングは「体に危険な場合」がありますので、温水だけで体を洗うのが基本です。
  • 汚れの性質 

    水で洗い流す時の汚れの状態を観察すると、汚れは「体に付着したり、離れたり」の動作を繰り返しています。汚れが体から離れたら、再付着しないまま洗い流せるように、水の性質を変えれば水だけで汚れ除去は可能です。
  • 再付着防止用ABREXshower (アブレックスシャワー)の使い方

    普通の水道水を使用したお風呂や、シャワールームにあるシャワーヘッドをこれに替えるだけでOKです。洗剤は不要。シャワーしながら、体を5~7回こするだけ。皮膚が過敏症で洗剤が使えない方々も大丈夫です。
  • 使用範囲(野菜・魚介類の洗浄、体・衣服・機械器具の洗浄・住宅の屋根や壁の洗浄)

    農薬散布した後の入浴や、汚染された機械器具の洗浄、野菜類や魚介類の表面汚れ、住宅の屋根や壁等に、使用範囲は広く費用は水道水の費用のみ、勿論、水道水の場合は飲料水で使用も可能です。
  • 洗浄水の処理は

    洗浄後の危険な汚水の場合、水精で清澄水にして何回でも循環使用が可能。スカムは脱水後指定の場所へ。呼吸器や喉に入ったと疑われる場合は必ず医者の診察を受けてください。

洗浄での使用例

  • ABREXシャワー本体
  • 人体洗浄用ABREXシャワーヘッド

農業分野での使用例

  • 成長促進の例
    苗に付着した汚染物質の表面洗浄と成長促進の例

    苗に付着した汚染物質の表面洗浄と成長促進の例

  • 成長促進の例
    トマトの葉面散布で成長促進作用を体現した例

    トマトの葉面散布で成長促進作用を体現した例

  • 鮮度保持の例
    葉物野菜の鮮度保持用としての効果の例 1週間後

    葉物野菜の鮮度保持用としての効果の例 1週間後

  • 鮮度保持の例
    花卉の鮮度保持を体現した例 2週間後

    花卉の鮮度保持を体現した例 2週間後

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